少し前に、自転車で日本一周したときの1日の生活について書きましたが、今回は自転車で日本一周したときに、かかった費用について書こうと思います。
・自転車で日本一周ってどれくらいお金がいるんだろう?
と疑問に思っている方向けに、お伝えできればと思います。
ちなみに私が自転車で日本一周したときの情報を、参考にお伝えします。
日本一周のサマリー
期間:約8か月(2001年4月~12月)
人数:私含めて男2人
年齢:19-20歳
宿泊:ほぼ野宿。たまにユースホステル
食事:ほぼ自炊。たまに外食
読んで頂くと、費用がどれくらいなのか、イメージが湧くかと思います。
本記事の内容は以下になります。
自転車で日本一周はいくら?:宿泊代
旅のスタイルによって、大きくなったり、小さくなったりするのが宿泊代ですね。
僕らは大体、野宿だったので、それほど費用はかかりませんでした。
はっきり決めていたわけではないですが、平均して週に1回程度、ユースホステルに泊まって、それ以外は野宿でした。
ユースホステルは約3000円/日で、アルバイトをしていた2ヶ月を旅の期間からぬくと、3000円×4週×6ヶ月=72000円がおおよそのユースホステル代です。
ただ旅の終わり2ヶ月くらいは、お金に余裕も出てきた&テントが寒くなってきたので、ユースホステルに泊まるペースを倍くらいに増やしていました。
8週(2ヶ月分)×3000=24000円が追加分です。
ちなみにアルバイトの1ヶ月は、北海道のライダーハウス(500円/日)に泊まりながら、レタスの収穫をやっていました。
そのときにかかっていた宿泊代は15000円(500円/日×30日)なので、旅の全期間の宿泊代の合計は115,000円(=72000+24000+15000)になります。
仮に毎日、ユースホステルに泊まった場合は、3000×30日×6ヶ月=54万円になります。
やはり野宿することによって、だいぶ節約になっていますね。
野宿は節約というメリット以外にも様々な人に出会えるというメリットがあります。
自分たちが実際に出会った人は、【体験談】自転車で日本一周をしたときに出会った人~第4話で書いています。

自転車で日本一周はいくら?:飲食代
次は宿泊代に続き、メインの費用になる飲食代について見ていきます。
僕らは大体、自炊をしていて、その主食はご飯でした。
おかずはふりかけorレトルトです。
1日のご飯の量は2人で8合(朝と夜)です。
量にすると、1.2キロ(1合=150g)になります。
お米が10キロ=3000円なので、約8.3日で3000円消化します。
1ヶ月にならすと、10800円ですね。
住み込みでアルバイトしていた約1ヶ月期間をぬくと、75000円(10800円×7ヶ月)がお米代です。
これは2人分の費用なので、一人あたり37500円になります。
あとはたまに食べるランチ代とふりかけorレトルト代が、大体5000円/月・人かかっていたので、7ヶ月で35000円です。
忘れそうになっていましたが、飲み物代もありました。
ペットボトル1日1本、夏場は2本飲んでいたと思うので、夏以外は13500円(150円×30日×5ヶ月)で、夏場は18000円(300円×30日×2ヶ月)です。
以上をたすと、旅の全期間の飲食代の合計は104,000円になります。
8ヶ月でこの費用ってめちゃくちゃ安いですね。
仮に自炊もせずに、朝500円、昼500円、夜1000円という計算でいくと、2000円×30日×8ヶ月=54万円になり、自炊のパターンよりだいぶ費用があがります。
日本一周を考えている人は、自分がどのような生活をするか、あらかじめイメージしておいた方がいいですね。
あまりおいしいものを知らなかった若いときだったから、ご飯とふりかけという組合わせでイケてたような気もします。
お金に余裕があれば、観光地で美味しいものをたくさん食べるというスタンスも全然ありだと思います!

自転車で日本一周はいくら?:旅費代
当時いくらかかったか、という記録はないので、2020年5月時点の値段でお伝えします。
ちなみに自転車は輪行袋という袋につつんで持っていました。
無料のような記憶もあったのですが、ネットで見ると、特殊手荷物として料金がかかるようですね。
では、実際に自分が乗ったフェリー代、飛行機代を見ていきます。
※飛行機は那覇~石垣のみです。
大間~函館(往復):5680円
稚内~礼文島(往復):8820円
鹿児島~屋久島(往復):10200円
鹿児島~那覇(往復):35560円
那覇~石垣(往復):10600円
石垣~西表(往復):3040円
西表~波照間(往復):3600円
大分~愛媛(片道):1680円
香川~小豆島(片道):1070円
小豆島~姫路(片道):1990円
合計 82,240円
上記はあくまで参考価格で、フェリー会社や乗る時期、クラスによっても値段が異なりますので、実際に乗る場合は、ホームページや電話で再度確認することをおすすめします。
自転車で日本一周はいくら?:その他費用
最後に見ていくのは、その他の費用です。
主には温泉費用、パンク修理費用※、途中上高地で山に登った山小屋費用、自炊するためのガス代、本代などです。
※パンク修理は自分たちで実施していたので主にタイヤ交換、チューブ交換代です。
ざっくりですがおおよそ下記の感じです。
温泉費用:12000円(500円×月4回×6ヶ月)
パンク修理費用:10000円
山小屋費用:9000円
ガス代:27000円
本代:5000円
合計 63,000円
やっぱりパンクも結構発生しましたね~。
自分たちでパンク修理できるスキルは必須なので、これから行く人は是非習得してください。

自転車で日本一周:総収入と総費用
ここまで4つの費用について見てきました。
宿泊代:115,000円
飲食代:104,000円
旅費代:82240円
その他費用:63000円
合計 364,240円
一方、収入は以下になります。
出発時の資金:10万円
軽井沢バイト:12000円
工場バイト:63000円
レタス収穫バイト:21万円
住み込み:18万円
工事現場:2万円
合計 585,000円
総収入の詳細については、【必見】自転車で日本一周途中のアルバイトって何があるの?~第7話で記載しています。
古い記憶ですが、レタスの収穫バイトでもらったお金を見て、「これで日本一周できる資金はたまったな~」と2人で話していました。
日本一周が終わったときに手元に残ったお金は、約26万という結果になりました。
まとめ
今回は自転車で日本一周の費用について紹介させていただきました。
- 宿泊代
⇒野宿メインでたまにユースホステルという生活で115,000円
- 飲食代
⇒自炊メイン(主食はお米)でたまに外食という生活で104,000円 - 旅費代
⇒主にフェリー代で82240円 - その他費用
⇒ガスボンベ、パンク修理費用などで63,000円 - 総収入と総費用
⇒総収入が585,000円、総費用が364,240円
いかがでしたでしょうか?
自転車で日本一周を考えている人は、参考になれば何よりです。
ただ、実際にやった身としてのアドバイスとしては、お金についてはあまり細かく考えない方がいいと思います。
僕らは出発前から、お金がなくなってきたら、どこかでアルバイトしようという感覚でいました。
アルバイトを探したり、住み込みで働くという経験はとても貴重なので、ぜひ体験していただきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。