ブログの未来ってどうなるの?
最近オワコンと言われたりしているけど実際どうなの?

今回はそんな疑問に答えていきます。
ブログの未来、具体的には5年後くらい(2026年)にブログはどうなっているのか?を書いていこうと思います。
ブログはオワコン!?って言葉をちょくちょく聞きますが、本当にそうなのか?ということを様々な角度から見てみました。
これからブログを始めようと思っている人、既にブログを始めている人向けの記事です。
本題に入る前に、簡単に私の紹介をしますね。
筆者の紹介
読み終わるとブログの未来について、具体的なイメージができますよ!
今後個人が生き残るためのブログの戦略についても書いていますので、「今後、どうやってブログ運営していこうかな?」と考えている人は参考になると思います!
目次
ブログの未来:読み物として2026年も残る

まず結論ですが、タイトルのとおりブログの未来は「読み物としても2026年も残る」と思います。
2026年で終わりではなく、2030年も2040年も残り続けると確信しています。
なぜかと言いますと、ブログは「本と似たようなメディア」だからです。
本は「情報を伝達するために文字や絵などを、紙などに書き記しまとめたもの」です。
ブログは上記の「紙」が「インターネット」に置き換わったものですよね。
本=書物が太古から現代まで残ってきて、この先なくなることはないかなぁーと。
同じようにブログという読み物メディアもなくなることはないかなぁーと思っています。
ただブログを取り巻く環境は、今とは違った形になっていると予測しています。
次の観点から詳しく見ていこうと思います。
- アフィリエイト市場の推移
- ブログ全体に対するアクセス数
- プライバシー保護の流れ
ブログの未来:アフィリエイト市場の推移
アフィリエイト市場は今後どうなっていくのでしょうか?
ビジネスをする上で、
- 市場規模がどれくらいか?
- 将来的に市場は拡大するか?
は、非常に大事な視点ですよね。
少し古いデータですが、2018年に株式会社矢野経済研究所が発表したデータによると、今後も市場は拡大していくという予測になっています。

2023年に市場規模は4654億円になるという予測です。
拡大していく主な要因としては以下の点があがっています。
- 大手企業のインターネット広告への出稿増加
- 商品購入時のEC化率の拡大やEC決済サービスの導入障壁が低くなる
- キャッシュレス化の進展による金融分野のアフィリエイト拡大
- クローズドアフィリエイトサービスを提供するアフィリエイトサービス事業者やアフィリエイトメディアの増加
どれもけっこう納得な理由。
市場は拡大していくと予測されていることから、まだまだチャンスはありそうですね。

お金が集まるところは、儲かるチャンスがあるということよ。
あ、あなたは自転車で日本一周の記事のときに、軽井沢で出会った社長さん!


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はい!ぜひよろしくお願いします。

ブログの未来:ブログ全体に対するアクセス数
アフィリエイト市場としては今後も拡大傾向にあるという予測ですが、ブログというメディアに対してのアクセス数はどうなっていくのでしょうか。
現状のブログ人口とか今後のブログ人口予測とかまとまったデータがあればよかったのですが、ググってもでてこず…
参考になったのが、「App Ape」というアプリ分析ツールでの調査結果が載っていたサイトです。
2019年7月から2020年7月までの一年間で、Ameba、note、はてなブログのMAU(月間アクティブユーザー数)の推移を示したものがこちらです↓

これによるとAmebaとはてなブログはMAUは横ばいで、noteのMAUが伸びているという状況のようです。
※縦軸の絶対値の記載がないので、人数は不明
noteのような新しいプラットフォームにユーザーが流れるのは感覚的にうなづけます。
ただ、Amebaやはてなブログといった老舗のブログサービスもMAUが減っていないことに、ここでは注目したいです。
TwitterやInstagramなどのSNS、YouTubeなどの動画サービスが世間では盛り上がっていますが、ブログに対するニーズも一定数あるということ。
ちなみにGoogleトレンド※を使って、ブログ、YouTube、Twitter、Instagramの4つのキーワードを調べてみたところ以下のような結果になりました。
※Googleトレンドは人気度を相対評価で表す無料のサービスです。

1位:YouTube
2位:ブログ
3位:Twitter
4位:Instagram
という結果になりました。
意外にブログって人気ありますよね。
YouTube、SNSに人が集まっているのは肌感覚でわかりますが、ブログにもけっこうな需要があるんですよね。

SNS、動画の波は止めることはできないでしょうね。
ただ私は動画より読み物としてのブログが好きよ!
動画も面白いですが、調べ物をするときは、動画より文字や画像の方が効率がよかったりしますよね。


動画とブログはそれぞれいい点、悪い点があるわよね。
そういう意味でも動画が世間で流行ろうが、ブログに対するニーズは残り続けるでしょうね。
ブログの未来:プライバシー保護の流れ
この章では少し小難しい話をしますので、あまり興味ないぞ、という方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。
※ただ赤字のところは重要な話なので、きっと参考になると思います!
「プライバシー保護の流れ」とは、何を意味しているかと言いますと、Appleが進めているITP対応などです。
ITPとはIntelligent Tracking Preventionの略で、Web上におけるユーザーの行動を追跡・分析するトラッキングを制限する機能のこと。
これはSafariに実装されています。
ITPが実装されると、アフィリエイトの成果報酬に影響が出てきます。
アフィリエイトの仕組みが、3rdパーティーcookieというものを使って、成果報酬を計測しているからです。
だんだん話がややこしくなってきましたが、簡単に整理しますと、AppleのITP対応によって、これまで計測できていたsafariユーザーのコンバージョンが計測できなくなる可能性があるということです。
A8.netのサイトがわかりやすいですね。
A8.netだと以下のように「ITP対応」という黄色いアイコンが、各プログラムの下の方にあったりしますよね。

これめっちゃ大事なので、必ずチェックしてください!

ITPアイコンの意味もA8.net上に解説されています↓

ITP非対応というアイコンは、"「iOS11 / macOS High Sierra」以降の端末、かつ「サイト越えトラッキングを防ぐ」設定がONのsafariでは、成果計測が行えない可能性があります。"とのことです。
はっきりいって、ITP非対応アイコンがあるプログラムは避けた方が無難です。
私もその観点で必ずチェックしていて、ITP非対応アイコンのプログラムとは提携しないという方針にしています。
※成果測定が正しく行えないなら、提携しても無駄になるため
またGoogleのchromeも2022年1月頃までに、3rdパーティーcookieを制限するという発表をしています。
つまりAndroidのchromeもiphoneのsafariと同様にITP対応が実装されようとしているわけです。
うーん、アフィリエイト市場には完全に逆風の流れですね。
ただこういうのって、大体いたちごっこになるので、GoogleやAppleがいくら規制をかけようと完全にプライバシー保護をすることは難しいと個人的には思います。
おそらく3rdパーティーcookieが制限されようが、別の仕組みでアフィリエイトの成果は計測できるような世界になると思います。
実際にA8.netでは以下のように、ITPに影響を受けないように新しいトラッキング方式を導入しているようです。

具体的にどのような仕組みかは不明ですが、アフィリエイターにとってはありがたいですね。
ただ注意しておきたいところはGoogleやAppleは、しばらくはプライバシー保護の方針であるということです。
新しいAndroid OSやiOSがリリースされるタイミングで、プライバシー保護の観点で新機能が盛り込まれたかどうかはチェックしておきたいところですね。
仮にITPのような仕組みが今後リリースされると、アフィリエイト市場にはもろに影響を受けてくるので、各ASPがどのような動きになるのかは見ておいた方がいいでしょう。

ITPって始めてきいたけど、アフィリエイト市場にとっては一大事だわね。
そうなんです!
私は仕事上、ITPという言葉は馴染みがありますが、IT系でない人は「何、それ?」って感じの人もけっこういるかと思います。
こういう情報は知っていると知らないとでは、アフィリエイトの商品選定の対応が変わってくるので、本ブログでも定期的に発信していこうと思います。

ブログの未来:個人が生き残るためのブログ戦略

ここまで、アフィリエイト市場の推移、ブログ全体に対するアクセス数、プライバシー保護の流れという観点からブログの未来を見てきました。
最後に今後、個人が生き残るためのブログ戦略について書いていこうと思います。
大事な要素は以下3つです。
- ブランディングを確立する
- 専門性を磨く
- 体験談、レビューの記事を書く
順に見ていきますね~
個人が生き残るためのブログ戦略①:ブランディングを確立する
最も大事なことはブランディングの確立だと思います。
私のブログもまだまだ確立できていないですが、ここをしっかりやれば、おそらく生き残っていけるはずです。
でも、これはほんとに難しい。。
ブランディングはGoogleが重要視しているE-A-Tの3つの中のひとつであるAuthoritativeness(権威があること)に近いですよね。
- この人が言っているから、信用できる
- この人が言っているから、納得感がある
- この人の動向がなんとなく気になる、応援したくなる
上記のようなことが実現できると、個人としてのブランディングが確立できたと言えます。
ブランディングについては色々思うところがありまして、また別の記事で詳しくは書きたいと思いますが、「オリジナリティのある他にはない世界観を作る」ことが大事だと思います。
世界感を作るためにはどうするか?
やることはたくさんあります。
- 自分の強み、個性を再確認して発信する
- ある分野における知識を専門的につける
- 読者を楽しませる
- 徹底的にライバルを分析する
- 市場の未来を予測して先取りする
- 心理学を勉強する(どうやったら人を惹きこめるか)
- 自分の人生を振り返りオリジナリティを発掘する
正直、一筋縄ではいかないやつです。。
でも妥協せずにやっていけば必ず自分だけの世界感は作れるはず!と信じています。
「ローマは一日にして成らず」ですよね(1年でなってくれると嬉しいですが)

ブランディングっていうと、私はディズニーやUSJを思い出すわね。
テーマパークってブランディング戦略が本当に大事なのよ。
なるほどー、勉強になります!
たしかにテーマパークの戦略からブランディングを学べそうですね。
いやー、ほんとにやることは尽きないですね。

個人が生き残るためのブログ戦略②:専門性を磨く
前章の「ブランディングの確立」に近い話です。
これもGoogleが重要視しているE-A-Tの一つである、Expertise(専門性があること)のことです。
専門的なサイト=高品質なコンテンツとみなされるという感じですね。
専門的なサイトとは何か?
例えば以下のようなことですね。
- 他サイトにはない情報がある
- 読者にとって有益な情報がある
- 該当の分野に関する情報が概ね手に入る
- 一つのテーマを深く掘り下げて書かれている
どれも大事なことだと思います。
特に「4」の「一つのテーマを深く掘り下げて書かれている」は、意識できるとライバルに差をつけることができます。
話が変わりますが、「4」は情報処理技術者試験の論文試験でも重要視されている点です。
ブログを論文のように書くべき!とは全然思いませんが、専門性を意識すると、「掘り下げて書いていく」ということがどうしても必要なんですよね。
偉そうことを言っていますが、私のブログも日々、奮闘中です…

専門性を出すためにはどうしても知識が必要だわね。
知識を獲得するためには、インプット(=勉強)が必要だわね。
おっしゃる通りです!
ブログをやりだすとアウトプットが中心となり、インプットの時間をついついおろそかにしてしまいますが、インプットして自分の知識を広げていくことが、ブログにもつながってきますよね。
(最近、あまりデキていないな。。)

個人が生き残るためのブログ戦略③:体験談、レビューの記事を書く
最後は「体験談、レビューの記事を書く」ということです。
前の2つ、ブランディングの確立、専門性を磨くと通じる部分もありますが、個人の体験というのはこの世界にどこにもないもの=オリジナリティのあるものですよね。
つまり自分自身が体験したきたことこそ、本当に価値があります。
もちろん読者のニーズとマッチする必要はありますが、自分の体験を発信していくことがブログの基本原則だと思います。
本ブログのテーマも「自分の経験を誰かの人生のために」としていて、なるべく自身の体験を盛り込むようにしています。
「いやー、あんまり体験したことがないんだけど、、」という人もご安心ください!
今から体験すれば大丈夫です。
つまりこういうことです。
何かをやってみる
↓
やってみてどうだったか?の体験を記事にする
↓
終わったらまた何かをやってみる
↓
体験を記事にする
↓
(以降、繰り返し)
という感じで正のスパイラルが回っていく感じです。
こう考えるとブログって「自身の経験値の積み上げを後押ししてくれるもの」とも捉えることができますよね。
それはとても素晴らしいこと!
なぜなら刺激のある人生を送ることができるからです。
安定的な人生も素晴らしいですが、安定の中にも日常を豊かにしてくれるような刺激があるといいですよね。
刺激は自分がこれまで経験していないことに飛び込んでいくことで得られるものです。
ということでまとめますと、「ブログは体験談、レビューに価値がある。もし書くネタがなくなってしまった場合は、自分自身が興味のあることを自ら体験しにいく!」ということが重要です。

いいこと言うわね。
あなたが自転車で日本一周してた頃(19、20歳)と比較してだいぶ成長したみたいね。
ありがとうございます。
あの旅での経験値は今でも自分の思考のベースになっています。
時代がいくら変わっても、「個人の体験は価値がある」と確信しています。

まとめ:ブログの未来は明るい!
「ブログの未来は?~2026年のブログ市場を徹底解説!」をお伝えしました。

とても有意義な時間だったわ。
市場の動向、プライバシー保護の観点、ブランディングの重要性など色々な気づきをもらったわ。
プライバシー保護の点は積極的に調べていかないとなかなか動向がおえないので、よかったら今後も気にかけてみてください。
プライバシー保護とアフィリエイトは絶対切り離せない関係なので、定期的な情報収集をおすすめします。

ブログはオワコン!?ってたまに聞きますが、個人的には全然そんなことはないと思います。
少し話がそれますが、Amazonや楽天などの大型ECサイトに年々出店する企業が増え、年々そこに人が集まっています。
一方でshopifyやBASEなど個人・企業が自分たちのECサイトを立ち上げることができるサービスも近年、急速に普及しています。
shopify、BASEといったサービスが台頭してきている主な理由は以下です。
- ブランディングの確立
- 販売元と消費者が直接つながれる
- 手数料、送料の問題
shopify、BASEなどのECサイト=ブログではないですが、通じるものがあります。
やっぱり大手企業一色の世の中にはならないということです。
大手企業一色に世の中が傾きだすと、ブレーキがかかって、個人のブランディングに目が向きだします。
そして個人のブランディングに世の中が傾きだすと、淘汰がおこり、企業に統合されていきます。
循環されていく感じですね。
そういう意味でも、今後のブログ市場は多少の浮き沈みはあるかもですが、長く残り続けると信じています。
本記事で何か発見があれば嬉しいです。
では素敵なブログライフを!