GRCの無料版って何ができるの?
無料版の使い方が知りたい!
今回はそんな疑問に答えていきます。
GRC に興味があって、無料版を使ってみようかなと検討している向けの記事です。
本記事を読むことで、次のことが得られます。
本記事で得られること
- GRCの無料版の初期設定
- GRCの無料版の基本的な使い方
- GRCの無料版の便利な使い方
- GRCの無料版を使ったサイト運用の仕方
私は普段はRank Trackerを使っていますが、GRCの無料版も使い始めました(Rank Trackerの過去記事はこちら)
読み終わるとGRC無料版を使いこなせるようになり、日々の検索順位を追うことがますよ!
無料版GRCのインストール
はじめに無料版のGRCのインストールの方法を解説します。
シンプルなので、すぐに終わりますよ!
GRCの公式サイトである検索順位チェックツールGRC(公式) にアクセスします。
画面左メニューの「ダウンロード」ボタンをクリックします。
「最新版GRCのダウンロード (セットアッププログラム GRCsetup.exe)」をクリックします。
「GRCsetup.exe」がダウンロードされますので、ダブルクリックします。
「標準インストール(推奨)」が選択されていることを確認して、「次へ」をクリックします。
準備完了画面で「次へ」をクリックします。
「完了」をクリックします。
インストール手順はこれで終わりです。
デスクトップにGRCのアイコンがあるのでそこから起動しましょう!
GRC無料版の初期設定
続いてはGRCの初期設定です。
設定の項目は次のとおりです。
- 項目新規追加
- 項目複製
- 順位計測
- 自動順位チェック
順に見ていきますね!
GRC無料版の初期設定①:項目新規追加
はじめは検索キーワードを追加する手順です。
「編集」→「項目新規追加」をクリックします。
サイト名、URL、検索語を入力して、OKをクリックします。
- サイト名:自身のサイトの名前(例、私の場合だとkiwi-blog)
- URL:自身のサイトのURL(例、私の場合だとhttps://kiwi-blog.com/)
- 検索語:順位を確認したいキーワード(例、私の場合だと「自転車 日本一周 就職活動」等)
※検索語は複数入力できます。
入力した内容が登録されたことを確認します。
以上で項目新規追加の手順はおわりです。
無料版ではキーワードは10個まで登録できますよ!
GRC無料版の初期設定②:項目複製
続いては項目複製の手順です。
先ほど作成したキーワード(項目)を増やしたいときに行う作業ですね。
「任意のキーワードを選択」→「右クリック」→「項目複製追加」をクリックします。
検索語の欄を「追加したいキーワード」に編集してOKをクリックします。
※画面上の例では、「自転車 日本一周 能力」と入力
入力した内容が登録されたことを確認します。
以上で項目複製の手順はおわりです。
ここでは複製の手順をお伝えしましたが、もちろん項目の変更/削除もできますよ!(項目複製追加と同じメニューから可能)
GRC無料版の初期設定③:順位計測
キーワードの登録が完了したら、いよいよ順位計測です。
画面上部の「GRC」ボタンをクリックします。
順位が表示されることを確認します。
前日からの順位が変化あった場合は、Google変化/Yahoo変化/Bing変化の列ですぐにわかりますよ!
またステータス列で何位から何位になったかを確認できます。
ちなみにGRC無料版では1日の順位チェック項目数は10個が上限になっています。
10個以上実施しようとすると以下の画面が表示されて実行できないです。
※一度、アンインストールして再度実施してもやはり以下の画面が出てきました。厳重に制限がかかっていますね。
順位計測はGRCボタン以外にもWindowsのF5でも実行できますよ!
GRC無料版の初期設定④:自動順位チェック
初期設定の最後にご紹介するのは、指定した時刻に自動的に順位をチェックする手順です。
毎回手動で実行するのは面倒なので、ぜひとも設定しておきたい内容です。
「実行」→「指定時刻に順位チェック実行」をクリックします。
「指定時刻に順位チェックを開始する」にチェックを入れて、「開始する時刻」に任意の時間を設定して、OKをクリックします。
以上で、自動順位チェックの手順はおわりです。
ちなみにパソコンを起動しっぱなしじゃない人向けに、GRC起動時に順位チェックを実行するという設定もあります。
「実行」→「起動時に順位チェック実行」をクリックします。
「GRC起動時に順位チェックを開始する」にチェックを入れて、OKをクリックします。
以上です。
パソコンのスタートアップに登録することもできますよ!
この設定だとパソコンを立ち上げた時に、いちいちGRCを手動で起動しなくていいので便利ですね。
スタートアップ登録については後半で解説します。
GRC無料版の基本の使い方
初期設定が終わりましたので、いよいよ具体的な使い方に入っていきます。
Rank Trackerと違って、機能がそれほど多くはないので、シンプルに使えますよ!
基本の使い方の説明は次のとおりです。
- 順位確認/履歴表示
- 競合の順位チェック(=上位100件追跡)
- インデックス数項目の表示
- 表示条件の設定
順に見ていきますね!
GRC無料版の基本の使い方①:順位確認/履歴表示
前の章で簡単な順位の見方を書きましたが、別の見方もできますので解説します。
GRCでは画面下の部分で、キーワード単位の順位の履歴がグラフと表形式で表示されますよ!
以下の赤枠の部分です↓
拡大した画面がこちら↓
青い線がGoogle、赤い線がYahoo、緑の線がBingの検索順位ですね。
※9/25-9/27までの順位です。
表形式の拡大画面がこちら↓
日単位で順位の変化が見れますよ!
グラフで出してくれるのは見やすくていいですよね!
ここで順位変化を見て順位が下がった記事について、リライトするなど対策をとることをおすすめします。
GRC無料版の基本の使い方②:競合の順位チェック(=上位100追跡項目)
GRCではキーワード単位で競合の順位チェックが可能です。
「上位100追跡項目」という名前で設定可能です。
設定手順は簡単で、追跡したいキーワードを右クリックして、「調査項目の追加」→「上位100追跡項目」をクリックします。
別画面が起動します。
上位サイトのタイトル、URL、10位入り回数、100位入り回数、スニペット、Google順位、Yahoo順位、Bing順位が表示されます。
※以下例は上部のGoogleタブをクリックしたときの画面
グラフ表示も可能です↓
上記は9/25-27までの期間で競合サイトの1位-20位までをグラフ表示した結果です。
一見、どれがどのサイトかわかりませんが、マウスをあてるとサイトのタイトル名を表示してくれるので簡単にわかりますよ!
急激に上位にランクインしているサイトを発見するのに、グラフの履歴表示は役立ちますね。
GRC無料版の基本の使い方③:インデックス数項目の表示
GRCではGoogleへのインデックス数を見ることができます。
インデックスとは記事(=URL)がGoogleの検索エンジンに登録されること。
Googleのロボットに「この記事は登録する価値がないな」と思われたらインデックスはされません(私も経験あります…)
サイトの初期の頃や定期的にインデックス数を調べて、価値ある記事を提供できているか確認しましょう!
では手順の解説です。
「任意の項目を右クリック」→「調査項目の追加」→「インデックス数項目」をクリックします。
追加されたことを確認し、GRCボタンをクリックします。
インデックス数が表示されます。
ツール上でインデックス数が見れるというのは便利ですね!
気になったときに実行してみて、自分が更新した記事数と比較してみることをおすすめします。
GRC無料版の基本の使い方④:表示条件の設定
画面上に表示項目が多いと、画面がやや見づらくなります。
そんなときに使える機能が、「順位が変化したものキーワードのみを画面に表示する」というものです。
解説しますね!
もともと以下のように5つの項目があったとします。順位が変化している下の2項目のみ表示させるように設定します。
上部のメニューから「表示」→「表示条件」→「順位変化」→「順位が変化」をクリックします。
順位に変化のあった2項目だけ表示されます↓
画面がシンプルになるので、項目数が増えてきたら使いたい機能ですね!
GRC無料版の便利な使い方
GRC無料版の基本的な使い方を解説しましたが、続いては便利な使い方をいくつか紹介していきます。
絶対必要!という設定ではないので、「これは設定しておいた方が使いやすそうだな」と思うものだけ、設定していきましょう!
項目は次のとおりです。
- スタートアップに登録
- 表示項目の設定
- 順位チェック範囲の設定
- 順位チェックエンジンの設定
- 自動バックアップの設定
- キーワードをグループ分け
- アラートメール設定
では、順に見ていきますね!
GRC無料版の便利な使い方①:スタートアップに登録
「GRC無料版の初期設定④:自動順位チェック」で少しお伝えしましたが、GRCはWindowsのスタートアップに登録することができます。
スタートアップに登録しておくと、パソコンを起動したときに、手動でGRCを起動しなくても自動でGRCが起動されます。
手動で起動するのがめんどくさいという人におすすめな機能ですね。
具体的な設定方法を見ていきます。
「オプション」→「スタートアップに登録」をクリックします。
以下画面が表示されるので、OKをクリックします。
以上で設定完了です!
パソコンを頻繁にシャットダウンしたり起動したりする人は、スタートアップに登録しておくと、手動でGRCを起動しなくても順位チェックができるので便利ですね!
GRC無料版の便利な使い方②:表示項目の設定
GRCでは画面上に表示する項目を自分自身で追加したり削除したりできます。
表示する項目というのは、以下画面の赤枠で囲っている部分ですね。
具体的な手順を解説します。
「表示項目の上で右クリック」→「表示する列を選択」をクリックします。
以下画面が表示されるので、表示させたい項目にチェックを入れ、OKをクリックします。
※私は初期状態から追加で「グループ」「登録日」にチェックを入れています。
グループと登録日の列が追加されたことを確認します。
ちなみに表示項目をドラッグアンドドロップすれば好きな場所に持っていけるので、好みで調整できます。
以下の例では右にあったグループの列を真ん中の方にもっていきました。
画面に表示する項目を自分好みにできるのは、使いやすくていいですよね!
GRC無料版の便利な使い方③:順位チェック範囲の設定
GRCではGoogle、Yahoo、Bingで何位までチェックするかを設定で変更することができます。
初期の設定では、Googleは100位まで、Yahooは30位まで、Bingは40位までとなっています。
順位の幅を縮めることで、高速化が期待できるので、少しでも早く順位チェック処理を終えたい人にはおすすめな設定です。
では手順の解説です。
「検索設定」→「順位チェック範囲」から設定したい範囲を選択します。
手順は以上です。簡単ですね!
人によっては50位までのチェックで十分!という人もいるかと思いますので、そんな方にもおすすめな設定ですね。
GRC無料版の便利な使い方④:順位チェックエンジンの設定
GRCではGoogle、Yahoo、Bingの順位がチェックできますが、設定で変更できます。
「Googleだけで大丈夫!」という人などは、以下の手順から簡単に変更できますよ!
例として、Bingを追加する手順で説明します。
「検索設定」→「順位チェック対象検索エンジン」→「Bing」をクリックします。
Bingが追加されました。
以上で設定完了です!とても簡単ですね。
検索エンジンによって多少順位が違うため、私はすべての順位を見ていますが、Googleだけでいいよ!という人はこの設定で他のエンジンを外しましょう!
GRC無料版の便利な使い方⑤:自動バックアップの設定
自動バックアップをとることで、パソコンが万が一壊れたときなどでも、バックアップファイルを使えば簡単に復旧ができます。
無料版だとキーワードが10個までしか登録できないので、仮に設定が飛んでもすぐに復旧できるので必須ではないです。
では解説します。
「オプション」→「自動バックアップ」をクリックします。
「自動バックアップを行う」にチェックを入れ、「バックアップ保存先フォルダ」に任意の保存先を設定して、OKをクリックします。
以上で設定完了です!
パソコンが壊れた場合を想定して、このバックアップファイルを別の外部のハードディスクやクラウド上に保存しておくとよいと思います!
GRC無料版の便利な使い方⑥:キーワードをグループ分け
キーワードにグループを設定すると、グループ単位で管理ができるので便利です。
と言っても無料版だと10個しかキーワードが登録できないので、有料版で主に使う機能ですね。
では、具体的な手順を解説します。
「任意の項目を右クリック」→「項目のグループ設定」→「新しいグループ」をクリックします。
任意のグループ名を入力します。
グループ名が追加されたことを確認します。
以上で設定完了です!
キーワードが増えてくると、管理が煩雑になるので、キーワード数が増える場合は必ず設定しておきたい項目ですね!
GRC無料版の便利な使い方⑦:アラートメールの設定
GRCでは任意の条件を指定して、その条件にあった変化が起こると、メールを飛ばすというアラートメールの設定ができます。
検索順位を自動計測して、変化があればすぐに知りたいという人はアラートメールを設定で対応できますよ!
ではやり方を見ていきます。
アラートを設定したいキーワードを選択して、「編集」⇒「項目のアラート設定」をクリックします。
アラート設定の画面で、アラートを通知したい設定を入れます。
※検索流入からのアクセス数を増やすには10位以内に入ることがひとつの目安なので、入れたい順位が思い浮かばない人は10位以内を設定するのがよいと思います。
設定が完了すると以下画面が出てきます。
上記画面の「使い方のヒント」に記載してある操作(メニュー[オプション]-[表示する列の選択]で「アラート列」を有効にする)をすると、以下のようにアラート列を表示できます。
※※アラート設定にマッチしているものは、↑などのマークがつきます。
続いてアラートメールの設定です。
「オプション」⇒「アラートメール」をクリックします。
「通知先メールアドレス」「メールサーバー設定」を入れてOKを押せば設定完了です。
※GRCの画面上にも記載されていますが、メールサーバー設定が不明の場合は、ご利用中のプロバイダにお問い合わせください。
「毎日パソコンの前で順位チェックする時間ないよ」「順位が変化したときだけ知りたい!」という人は、アラートメールを設定すると指定の順位変化があった場合のみ、自動で受け取れるので便利ですね。
GRC無料版でのサイト運用の仕方
ここまで読んでいただいた方はおそらく「いやー、機能はたくさん使えるけど、やっぱりキーワードが10個は少ないよね」と思った人が多いかと思います。
まさにその通りです。本格運用は正直厳しいと思います。
ちなみに無料版の制限を再度確認しますと以下のとおりです。
- URL数制限⇒3URLまで
- 項目数制限⇒10項目まで
- 上位追跡項目⇒2項目まで
現状自分がどれだけの項目を使っているかは、「ヘルプ」→「ライセンス登録」でわかります。
以下の画面の赤枠内を確認すると、使っている数がわかりますね。
この制限を受け入れることができる人はGRCでもサイト運用が可能です。
具体的にいうと「たまに順位をチェックするくらいでよくて、そこまで順位にはこだわっていない」という人ですね。
本格的にサイトで収益化を目指していく人は無料版は向いていないので、有料版をおすすめします。
まとめ:GRC無料版を使ってみよう!
GRC無料版の使い方をお伝えしました。
ありがとう!
GRC無料版は項目の制限がかかっている以外は、普通に使えるんだね!
そうですね。
やはり無料版では10個のキーワードしか登録できないというのが最も厳しい制限ですね。
でも使い方を確認するには申し分ないので、素晴らしいと思います!
これまでずっとRank Trackerを操作してきた身として、GRCを徹底的に操作した感想としては、「さすが日本製!画面の意味がわかりやすい!」ということでした。
本記事を書くにあたって、ネット上で調査しましたが、それよりもまずはいろいろ自由に操作して機能を把握していきました。
画面がわかりやすかったので、直感的に理解できたことがGRCのとてもいいところだなと。
ちなみにGRCかRank Trackerのどちらにしようかと迷っているという方はRank TrackerとGRCを価格と機能で徹底比較!で比較していますのでご覧ください。
まずは無料版を操作したいという人は以下からダウンロードできますので、気軽にさわってみてください。
\最強の検索順位チェックツール/
\日本製の検索順位チェックツール/
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。