【社会人15年目が語る】就職活動で重要なマインド4選

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【社会人15年目が語る】就職活動で重要なマインド4選

2020年5月24日

仕事探し

今回も前回に続き、就職活動に関する記事です。

前回は、【200名以上の学生を見た体験談】就職活動の面接で最も大事なことについてお伝えしました。

今回は就職活動で大事にしたいマインドについて書いていきたいと思います。

  • 就職活動がはじまるけど、どんな気持ちでのぞめばいいかわからない
  • エントリーする業界も決まっていないし、どれくらいエントリーすればよいのかわからない
  • 第一志望の会社に落ちてしまった。どうしよう?


といった疑問・不安を解消できればと思います。

エントリー数、エントリー業界はどうすればいいの?

就職活動のとっかかりとしてまずエントリーがあるかと思います。

私が就職活動をはじめたときも、どの業界にエントリーするか迷いました。

当時はまだインターネットが普及し始めたところだったので、紙で手書きで記載して提出していた会社もけっこうありました。

正直、手書きは時間がかかるので、きつかったです。

たぶん、今だとWebで提出するのがほとんどなのでしょうね。

では、早速結論から書きますと、「よほど面接に自信がある人以外は、自分の志望業界以外にもエントリーする」ことをおすすめします。

これは場数を踏むためです。

面接を体験してみるとわかりますが、普通の人でしたら、はじめは当然緊張はしますし、100%のパフォーマンスはなかなか出せないと思います。

想定外の質問もたくさんきます。

一人もしくは友達と事前に練習し、対策してもうまくいかないことは出てきます。

そんなとき、大事なことは「どれだけ実践で面接をこなしたか?」です。

やはり本番面接以上に、経験値が積みあがるものはありません。

うまくこなせば、自信につながりますし、うまくいかなければ改善点が明確になります。

ですので、場数を踏むことはとても大事です。

エントリー数やエントリー業界は採用スケジュール、各個人の志望業界によって異なってきますので一概にこうするべきとは言えないですが、大事なことは「自分の第一志望の会社より前に、いくつかの会社で、面接を受けれるようにエントリーする」ということです。

自分の場合は、冒頭にも記載しましたが、多種多様な業界を70-80社エントリーしました。

やりはじめの面接はやはり緊張してうまくいかなかったですが、だんだんと数をこなすうちに、落ち着きがでてきて、自分のパフォーマンスを本番で発揮できるようになりました。

実体験からもやはり場数は重要!と言えます。

面接はどんな気持ちでのぞめばいいの?

就職活動の流れは昔も今も大きく変わっておらず、書類審査(Webテスト)→面接→内定という順番かと思います。

全部の業界を見たわけではないですが、おそらく多くの業界で上記の流れになっていると思います。

みなさま、ご存知の通り面接が肝ですね。

では、この面接に対して、どのような気持ちでのぞめばいいのでしょうか?

細かな面接対策については、ネットや書籍に情報があふれているので、ここでは気持ち面=マインドについてお伝えします。

ズバリ言ってしまうと、「面接官もひとりの人間であり、ひとりの人間に自分という人間を理解してもらうために、コミュニケーションをしていく」ことが大事です。

抽象的な表現でわからん!と思われた人もいるかと思いますので具体例をあげます。

面接にきた2人の学生さんがいたとします。
※以下に記載している内容以外(学歴、自己PR等)は同じという前提です。

A. 志望動機を身振り手振り一生懸命、表情豊かに語る学生
B. 志望動機を特に表情をかえずに淡々と語る学生

AとBのどちらが面接官にとって魅力的にうつるでしょうか?

当然ながら「A」ですよね。

100人にきいて100人が「A」を選ぶとは言いませんが、確率的には「A」の方が上でしょう。

これは一例ですが、「コミュニケーションをとる上で大事なこと」というのがあります。

面接官は社会人経験を積んだ人たちですが、学生さんと同じひとりの人間です。

立場は違いますがひとりの人間に、自分という人間をわかってもらうために、コミュニケーションをとっていく場=面接ととらえると面接という場が少し客観的に見れると思います。

面接がおわったとき、「さっきの人に自分という人間をわかってもらえただろうか?」と問いかけてみてください。

こたえがYESであれば、結果がどうあれ、その結果を受け入れることができると思います。

もし、こたえがNOであれば、「どうすればもっと理解してもらえただろうか?」と問いかけてみてください。

そこからきっと改善点が見えてくると思います。

第一志望の会社に落ちたときにどうする?

「第一志望の会社に落ちてしまう」ということは誰しも体験する可能性があります。

実際に私自身もそうでした。

私は某マスコミ関連の会社が第一志望だったのですが、一次面接で落ちてしまいました。

その会社からお祈りメールがきたときは、全身の力がすべてぬけて、ベッドに倒れこんだことを16年たった今でも思い出すことができます。

とてもショックでした。

その会社に入ったあとに「こんなことをして世の中に貢献していきたい」と思っていた夢がすべてなくなったからです。

なにもやる気がおきなかったし、就活もここで終わりにしようか、と思ったほどでした。

ここまで努力してやってきたことが報われなかった、という事実は当時大学生の自分にとっては想像以上のつらさでした。

でも幸か不幸か面接が最もたてこんでいる4月の上旬あたりの出来事だったので、ゆっくり腰をすえて考えるヒマもなく、ほかの会社の面接をその後も受け続けました。

ほかの会社の面接をうけているうちに、自然と気持ちもおちついてきて、いつの間にか前向きにとらえることができるようになっていました。

「もう第一志望に落ちたんだし、失うものは何もない。自分という個性を全力で出してやりきろう!」というスタンスです。

なかばやけくそな気持ちでその後の面接を受け続け、その中から運よく内定をいただきました。

今振り返ると、「第一志望に落ちた段階で、本当に就活をやめていなくてよかった」ということです。

もしあの時点で就活をやめていたら、今の自分はなかったでしょう。

その後の人生がどうなっていたかわかりませんが、たぶん今よりよくはなっていない気がします。
(第一志望に落ちた、という事実から逃げることで、他のことに対しても悲観的になっていたと思われるため)

自分の経験をふまえて、もし第一志望に落ちてしまった人は、以下のように考えるといいと思います。

  • これも縁として受け入れる
  • 自分にはもっと合う会社がある!と切り替える
  • 本当にいきたければ、別の会社に入社後、その会社に転職というスタンスも視野に入れる
  • なんで自分というすばらしい人材をこの会社はとらなかったんだ。後悔させてやる!と思う

世の中には無数の会社があります。

その中で自分にあう会社を見つける、というのは本当に難しいことだと思います。

ただ、会社の鏡である人事の人が、あらゆる観点からあなたという人材を見て採用しようと決断したからには、きっとその会社はあなたに合っているのだろう、と私は思います。
(人事の人がしっかりしていない、自分を偽って就活するといった例外はのぞく)

長い就職活動をどんな気持ちでのぞめばいいの?

最後は「長い就職活動をどんな気持ちでのぞんでいけばいいの?」という件について書こうと思います。

ここでお伝えしたいのは2点です。

①自己理解(=自分とは何者か?)
②一期一会

自己理解(=自分とは何者か?)

就職活動で避けてとおれないのが、自己PRです。

「あなた自身はどのような人ですか?」というものですね。

自分の体験を話すと、「自分ってどんな人間なのだろう?」ということに対して、就活がはじまるまでは考えたこともなかったです。

なんとなく心の中で思っていることはありましたが、それを言葉や文字にする機会って普通はなかなかないですよね。

就職活動は「企業や面接官をとおして、自分が何者なのかを理解する場」と考えることもできます。

  • 自分は何をしているときに楽しいと思うのだろう?
  • 自分は社会を通して何を実現したいのだろう?
  • 自分の生まれてきた意味は何だろう?


私が就活で自己PRを考えたときに、こういった疑問ひとつひとつを追求していきました。

就活の自己PRをきっかけに自分がどういう人間なのか?を理解できるようになります。

その自己理解は、就活だけでなく今後の人生を生きるうえできっと役にたつと思います。

なぜなら自己理解をすることで、

  • 自分が好きなもの
  • 自分に足りないもの
  • 自分の考え方


などが見えてくるからです。

そこから世界は広がっていきます。

「就職活動=自己理解の場」というマインドが大事かと思います。

一期一会

もうひとつは一期一会です。

就活をとおして実にいろんな人と話します。

面接官、グループワークで一緒になるライバルの学生たち、リクルーターなどたくさんの出会いがあります。

私は学生の頃、自転車で日本一周や海外をバックパッカーで旅行する中でいろんな人たちと出会い、そのひとつひとつの出会いによって自分自身の考え方の幅や知識がどんどんひろがっていくのを感じました。

なので、人との出会いは大切にしよう、という思いが就活をはじめた当初からあったのです。

結果、就活自体も旅の一種のようにとらえ、おおむね楽しんですることができました。
(もちろん前段で書いたとおり、つらいこともありました)

「就職活動=たくさんの人たちと出会える場」というマインドでのぞむと、楽しめるかもしません。

いい人との出会いも、自分にとってよくない人との出会いも、きっと自分自身の成長につながると思います。

まとめ:就職活動は後悔のないようにやろう!

今回は就職活動の面接において最も大事なことを私の体験をまじえて紹介させていただきました。

  • エントリー数、エントリー業界はどうすればいいの?
    ⇒場数が大事。自分の第一志望の会社より前にいくつかの会社で面接を受けれるようにエントリーする
  • 面接はどんな気持ちでのぞめばいいの?
    ⇒面接官もひとりの人間であり、ひとりの人間に自分という人間を理解してもらうために、コミュニケーションをしていくことが大事
  • 第一志望の会社に落ちたときにどうする?
    ⇒結果は受け入れて、別の会社を受ける。どうしても入りたければ入社後に転職という道もある
  • 長い就職活動をどんな気持ちでのぞめばいいの?
    ⇒自己理解、一期一会というマインド。就活は自分自身を成長させてくれる貴重な場である。


就活をはじめて入社する会社のための就職活動ととらえると、それは、一生に一回きりです。

あとからもっとこうしておけばよかった、という悔いが残るのはとてももったいないことです。

これから就活をはじめる人は、後悔がないように全力をだしきることをおすすめします。

自分も当時を振り返ると、鬼のようなスケジュールで全国を行き来し、全力で活動していました。

第一志望からは内定をもらえなかったですが、やったことに対して後悔はありません。

就活は人生で一度きり、と思うと、きっとモチベーションも上がると思います。

これを読んでいただいたみなさまが、何かひとつでも発見があればうれしいかぎりです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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