みなさまこんにちは、Kiwiです。
今回は私が大学生のときに実施しました自転車で日本一周に関する記事です。
- 自転車で日本一周ってどんな意味があるんだろう?
- やると何が得られるんだろう?
と疑問に思っている方に私の体験も含めてお伝えできればと思います。
自転車で日本一周を検討している人だけでなく、人生に迷ってる人も何かの参考になると思います。
ちなみに私が自転車で日本一周したときの情報を参考にお伝えします。
日本一周のサマリー
期間:約8か月(2001年4月~12月)
人数:私含めて男2人
年齢:19-20歳
宿泊:ほぼ野宿。たまにユースホステル
食事:ほぼ自炊。たまに外食
今振り返ると、よくやったな~という感じです。
途中、住み込みバイトをしているとき以外はほとんど野宿・自炊生活という過酷な生活。
当時、やりながら日記を書いていたのですがその日記は実家のどこかに埋もれています(笑)
ちなみに写真も実家なので、少し見づらいかもですが、文章だけでお伝えします。
タイトルでネタバレしてしまいそうですが、一つ一つ私の体験・考えをまじえてお伝えします。
本記事の内容は以下になります。
自転車で日本一周の意味①:人との出会い
8か月の旅で本当にいろんな出会いがありました。
- 北海道でレタスの収穫バイトで、厳しく自分らを指導してくれた農家のおじさん
- 公園でテントを張っていたら話しかけられ「俺んちにこいよ」と言われそのまま泊まらせてくれたおじさん
- そのおじさんの知り合いで、何かあったら俺が助けるからいつでも電話してこい、と言ってくれた怖い業界の人
- 青森の温泉で住み込みでバイトをさせてくれて、いつも優しかった女将さん
- どこかの田舎で朝ご飯を食べさせてくれた優しいおばあちゃん
他にも本当にいろいろな人たちとの出会いがありました。
どんな人たちとどういう経緯で出会ったかは、また別の記事で書きたいと思います。
人間というのはどんな人に出会うかによってその人の人生が変わると私は思います。
日本一周の旅で私が出会ってきた人たちの多くは、20年経った今でも私の中では生きた存在として残っています。
それは旅で得られた何よりの財産だと思っています。
当時の記憶、交わした会話は今でも心に残っていて何かの折に思い出します。
台風や猛暑の中、自転車を必死に漕いだのはあまり覚えていないですが人との出会いの記憶って時がたっても驚くほど薄れないんですよね。
旅の途中で知り合った人たちとは旅が終わった後も交流があり、残りの大学生活で再会を果たしました。
(残念ながら現在でも交流のある人は数少ないですが)
世の中には本当にたくさんの人がいて、人それぞれ生き方、考え方が違っていて面白いです。
そのことを知れただけでも、日本一周をしてよかったと思っています。
自転車で日本一周の意味②:世界が広がる
日本一周をして、私の世界は確実に広がっていきました。
例えば、北海道でレタスの収穫バイトをしていたとき、近くのライダーハウスに泊まっていたのですが、同じ宿に泊まっていたライダーの人から、富良野のへそ祭りに参加しようと誘われました。
当時20歳の自分はへそ祭りって何?って感じでしたが、話を聞いてみると、お腹に顔をペイントしてかけ声をかけながら街をねり歩くというものでした。
実際に参加してみると、盛り上がりがすごくて、ものすごく楽しく高揚しました。
祭りってこんなに楽しいものなんだな~と自分はそこで初めて知りました。
それから社会人になっても、徳島の阿波踊りに3回ほど参加したり、青森のねぶた祭りをみにいったりと、すっかり祭り好きになりました。
20歳のときに経験したへそ祭りがなかったら、たぶんそれらの祭りには参加していなかったと思います。
そのほか、ここに書ききれないほど各地で色々なことを体験しました。
そのどれもがかけがえのない時間だったと今振り返っても思います。
自転車で日本一周の意味③:心の土台が作れる
心の土台っていうと、大げさに聞こえるかもですが、物事の捉え方が多様化できる、という意味です。
日本一周する中で、きついこともたくさんありました。
- 台風が直撃して自転車が吹き飛ばされそうなほど強い雨風にふられる
- 自転車がパンクして15キロほど自転車を引きずりながら歩く(修理道具は持っていたのですが、バルブ(空気を入れるところ)が壊れて修理できなかった)
- 一つの街でアルバイトをしながら夜は公園で野宿する(深夜の公園にやんちゃの人たちが遊びにくる)
- どこかの県の谷底で寝た時に深夜、茂みからがさがさという大きな音がして熊かも?という恐怖におびえる
などなど、あげていくと実にたくさんのことがありました。
ただ、その場できついことがあっても逃げようがないので何とか状況状況で対処するしかなかったのです。
それが繰り返されいつのまにか、環境適応性・ストレス耐性・サバイバル能力・楽観的思考などが身につきました。
旅をしながら自分のその変化に気づいて、「ああ、やっぱりやってよかったな」と思うこともありました。
日本一周で形成した「心の土台」は今でも自分のベースとなっています。
本当にいい経験だったなと思います。
自転車で日本一周の意味④:今を生きれる
繰り返される日常生活を生きていると、今を生きているという実感が少しずつ薄れてくる、と感じる人はいるのではないでしょうか?(そんなことはない、という人は素晴らしいと思います)
私自身も繰り返しが続くとそうなってしまうことはあります。
繰り返しの日常生活というのは、実はそれ自体がすごくありがたく幸せなことであると思いますが、それを常に感じながら生きるってすごく難しいと思います。
でも、自転車で日本一周しているときはちがいました。
断言できますが確実にその瞬間瞬間を生きていました。
毎日見る景色が変わっていくので、繰り返しの日常ではないからです。
無意識で生きるというのは究極の幸せというのは私の持論ですが日本一周のときはそれが実践できていました。
もちろんたまには将来のことなど考えたりすることもありましたが、ほとんどその瞬間を生きれていたと思います。
今を生きるというのは簡単そうに見えてなかなか難しいことだと思います。
生きていくためには仕事が必要ですし、仕事というのは多かれ少なかれ繰り返されることが多いためです。
今回、本記事で日本一周のことを振り返ってみてあらためて「今を生きれる」ことの貴重性を感じました。
まとめ
今回は自転車で日本一周をする4つの意味を紹介させていただきました。
- 人との出会い
⇒人それぞれ生き方、考え方が違っていて面白いということが実感できる - 世界が広がる
⇒自分が知らないことを体験でき、世界がどんどん広がる - 心の土台が作れる
⇒旅の中できついことはたくさんあるが、そこから得られるものは大きい - 今を生きれる
⇒毎日変わる環境でその瞬間瞬間を生きれる
いかがでしたでしょうか?
私自身こうやって文章に起こすのは初めてなのでとても新鮮な気持ちでした。
次回は日本一周で身につく能力について書こうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。