こんにちは、Kiwiです。
今回は、自転車で日本一周すると、就職活動に役立つか?という点について記載していきたいと思います。
- 自転車で日本一周することで、就職活動の面接は有利になるのだろうか?
- 自転車で日本一周すること自体、就職活動に役立つのだろうか?
と思っている方に、お届けする記事になります。
私は大学生の頃、自転車で日本一周しました(以下、概要)
日本一周のサマリー
期間:約8か月(2001年4月~12月)
人数:私含めて男2人
年齢:19-20歳
宿泊:ほぼ野宿。たまにユースホステル
食事:ほぼ自炊。たまに外食
本記事の内容は以下になります。
自転車で日本一周:就職活動の面接は有利になる?

1-1. 結論と体験談
まず結論からです。
自転車で日本一周って就職活動に有利になるのでしょうか?


絶対的有利には、ならないです。
ただし、評価してくれる企業・採用担当者が一定数いますので、縁次第で有利になります。
少しあいまいな表現になってしまいますが、上記が私が就職活動をした経験から感じたことになります。
では、私の体験含めてお伝えしていきますね。
私の就職活動の、自転車で日本一周をアピールするときの自己PRは、ざっくり以下のようなかたちでした。
(企業によって、アピールする内容を多少変えていましたので、一例です)

私は好奇心旺盛で一度決めたら最後までやり通す強い意志があります。
それを証明する具体的なエピソードとしては、自転車で日本一周をしました。
~~~~以下省略~~~~
この自己PRでいくつかの企業を受けましたが、当然ながら不合格のところも多くあります(現実は厳しい…)
もちろん自己PRだけで、評価されているわけではないので、他にも落ちた要因があったかと思います。
ですが、結果が出ていない要因のひとつであることは間違いなし。
ということで、絶対的有利にはまずならないです。
そもそも、採用の評価は企業次第なので、絶対的有利になるエピソードなどはないですね。
一方で、幸運にも興味を持っていただき、いい評価を受けた企業さんもたくさんありました。
某銀行のリクルーターさんからは、しきりに誘いを受け、「ぜひうちにきてほしい」と。
リクルーター、学生で3対3でグループ面談をしていたのですが、日本一周エピソードに対する食いつきがすごかったですね。
他の学生さんの時間をつぶして、私の話でもちきりになっていた記憶があります。
面談後に、何度か電話でお誘いをうけましたが、銀行という業務内容がおそらく自分の性格とはあわないだろうなと思って、丁重にお断りしました。
上記は一例ですが、面談のなかで、少なからず話が盛り上がった企業さんはいくつかありましたので、縁次第で有利になるかと思います。
1-2. 自己PRのときの注意点
ここでは、自転車で日本一周を自己PRにするときの注意点を書いていこうと思います。
例えば、あなたが企業の人事担当者だったとします。
そこに自転車で日本一周をしたというエピソードを熱く語る学生さんがきたとして、あなたは採用したいと思うでしょうか?
自信をもって「採用したい!」と言う人もいれば、「いいんだけど、他の面も気になるな」と言う人もいるでしょう。
社会人になった今となると確実にわかるのですが、ほとんどの人事担当者が後者だと思います。
自転車で日本一周って、誰にでもできることではないけど、時間と体力とある程度の我慢強さがあれば、たぶんけっこうできる人はいるんじゃないかなと(あくまで、やった人間の感想)
そして、大事なポイントは、自転車で日本一周はチームプレイではない、ということです。
一般の会社に入ると、ひとりで完結できる仕事はほとんどありません。
- 他者とうまくコミュニケーションをとる力
- 周囲の人間をまとめる力
が問われます。
自転車で日本一周は、基本個人でやることが多いので、上記を証明するエピソードにはなりません。
(逆に考えると、4,5人で集まって日本一周とかだと証明できるかもです。聞いたことも見たこともないですが)
当時の面談でも、自転車で日本一周のエピソードに対して反応がよくなかった企業さんは、きっと他者が関連するようなエピソードをメインに聞きたかったんだと思います。
ですので、自転車で日本一周だけでは、就職活動の荒波を乗り越えることは厳しいだろう、というのが私の感想です。
少なくとも、他者が関連するエピソードも持っていた方がいいですね。
自転車で日本一周:就職活動に役立つ?

まず結論からですが、役立ちます。
理由は明白で、自転車で日本一周すると得られるものがたくさんあるからです。
個人の能力として、主に以下が得られます。
- コミュニケーションスキル
- 環境適応能力
- ストレス耐性
各項目の詳細は以下の記事でも書いているとおりですので、ここでは割愛しようと思います。
就職活動において、コミュニケーションスキルは特に大事です。
自転車で日本一周をすると、若者~お年寄りまで様々な人たちと触れ合うことができるので、自然とコミュニケーションスキルは高まります。
様々な人たちと出会う中で、
- この人は魅力的だな
- この人は印象わるいな
- この人は変わってるな
というのが実体験として積みあがっていきます。
そうすると、
ああ、人って態度、話し方、声、見た目などで、本当に印象って変わるんだな

ということに気づきます。
就職活動では、日本一周で学んだことを活かして、コミュニケーションをとることができるんですね。
ですので、就職活動にきっと役立つと思います。
余談ですが、心理学の有名な法則であるメラビアンの法則によると、人は話す相手の印象を、視覚と聴覚で得られる情報で9割判断します。
以下、メラビアンの法則の研究結果です。
視覚情報(顔だち、仕草、服装、髪)= 55%
聴覚情報(話し方、声のトーン)= 38%
言語情報(話す内容)= 7%
これを見るかぎり、話す内容は7%しかありません。
それだけ、人は目や耳からの情報を重視しているということですね。
まとめ
今回は自転車日本一周は就職活動で役立つかどうか?について紹介させていただきました。
- 就職活動の面接は有利になる?
⇒絶対的有利には、ならない。
ただし、縁次第で有利になる。 - 就職活動に役立つ?
⇒役立ちます。
コミュニケーションスキルに始め、環境適応能力・ストレス耐性が身につくからです。
いかがでしたでしょうか?
自転車で日本一周をして、これから就職活動に臨む人は、何かの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。