みなさまこんにちは、Kiwiです。
前回の記事に続いて、今回も私が大学生のときに実施しました自転車で日本一周に関する記事です。
前回の記事はこちらです。
興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。
今回は自転車で日本一周をして身につく能力(スキル)について書こうと思います。
・自転車で日本一周すると、何か得られる能力はあるのだろうか?
と疑問に思っている方に、私の体験も含めてお伝えできればと思います。
ちなみに、私が自転車で日本一周したときの情報を参考にお伝えします。
日本一周のサマリー
期間:約8か月(2001年4月~12月)
人数:私含めて男2人
年齢:19-20歳
宿泊:ほぼ野宿。たまにユースホステル
食事:ほぼ自炊。たまに外食
本記事の内容は以下になります。
自転車で日本一周で身につく能力①:コミュニケーションスキル
日本一周をする中で実にいろんな人たちとの出会いがありました。
- ものすごくノリがいい人
- 道をきいても冷たくあしらってくる人
- 礼儀について説教をしてくる人
- こわい人
- お金持ちの人
- 心が広い人
- いつも優しく接してくれる人
当時大学1年生で、世の中のことを全然知らなかった自分にとっては、とても新鮮でした。
いろんな人たちに出会う中で一つ思ったことがありました。
どんな人でもその人と話すときは「自分の思っていることをきちんと伝える」ということです。
一見怖そうに見える人や厳しい対応をしてくる人も、向かい合って普通に話すと意外といい人、ということを何度か経験しました。
そのことに気づいてからは、どんな人でもなるべく自分の固定概念は捨てて、フラットに接することを心がけました。
今思うとその発想があったから、コミュニケーションスキルが習得できたのだと思います。
人は見かけによらないという言葉がありますが、本当にそうだと思います。
先入観だけで判断するのはよくない、何事も自分の目で見て聞いてみて、の精神は本当に大事だなと。
ただ今の時代はスマホ・インターネットが普及しすぎて、調べれば自分で解決できるということが増えたので、20年前と比べてだいぶ人と話さなくても済む時代になりました。
でも、もしこれから自転車で日本一周するのであれば、スマホは極力使わずになるべく人と話すことをおすすめします。
その方が絶対に楽しいし、発見もあるし、コミュニケーションスキルも身につきます。
自転車で日本一周は、多くの人と出会う環境を与えてくれるので、「スマホに頼らずに人と話そう」という意識があれば、きっと自然とコミュニケーションスキルは養われると思います。
自転車で日本一周で身につく能力②:環境適応能力
2つめに身につく能力としては環境適応能力です。
環境適応能力といってもいろんなとらえ方がありますが、ここでは「その時々に応じた柔軟な思考で、どんな環境でも適応する能力」と定義します。
自転車で日本一周するにあたって、日々いろいろなことが起こりました。
- タイヤのバルブ(空気を入れるところ)部分が壊れて、パンクが自力でなおせない
- 北海道の牧場で住み込みバイトをする予定だったが、牧場はニーズがなく、バイト探しに苦労した
- 思わぬ天候不良(台風、大雨)に遭遇。当時携帯を持っていなかったので日々の天気はわからなかった
- 道に迷う(地図をもとに走っていたがしょっちゅう道がわからなくなっていた)
などなどです。
20年前は今と違って携帯がそこまで普及しておらず、私も友人も携帯を持たずに旅行していたのでかなりアナログの生活をしていました。
それもあって、事前に何かを調べるということはほとんどできず、直接行ってみるか、人に聞くかといった方法で情報を収集していました。
そんな中、身についた力が環境適応能力です。
予想もしていないことが起こり、最初はストレスを感じて戸惑っていましたが、徐々に頭が切り替わり、予想外のことが起こったときはそれを瞬時に受け入れ、どう対処するかを考えるようになりました。
起こったことは仕方がない、さあどうしよう、という思考です。
これは仕事の現場でもとても役立つ能力の一つなので、20歳のときにそのベースを築けたというのはよかったと思っています。
自転車で日本一周で身につく能力③:ストレス耐性
最後はストレス耐性です。
これも今の世の中で生きていく上で、非常に大事な能力だと個人的には思います。
2章の「環境適応能力」のところでも書きましたが、旅をしていると苦労することがあります。
自分の思う通りにいかないことが発生したとき、極端に言うと
①感情をあらわにしつつも対処する
②感情をあらわにして対処しない
③自分の感情を抑えて対処する
④自分の感情を抑えて対処しない
の4つの選択肢があるかと思います。
もちろん選択肢はこれだけではないかと思いますが、ここではわかりやすくこの例で説明したいと思います。
ストレス耐性がある場合は、③で対処できますがそうじゃない場合は、③以外の対応になるかと思います。
「①感情をあらわにしつつも対処する」は悪くはないと思いますが、周囲が悪く思うこともあるので、自分は③が理想だと思っています。
旅の中でいろいろなことが起こりますが、そのいろいろに対していちいち感情をあらわにしていたら、すごく疲れます。
また、1回目がしんどいと思ったことも、2回目、3回目と経験すると慣れてきてしんどさが緩和されます。
例えば野宿とかはそうですね。
はじめはしんどいけど、徐々に体が慣れてきます。
ストレス耐性はどうやったら身につくのか?という問いに対しては、「できるだけ自分が苦労する、しんどいと思う環境を乗り越えること」が重要だと私は思います。
自転車で日本一周というのは、その環境を用意してくれます。
まさに実践で鍛えていく感じですね。
まとめ
今回は自転車で日本一周をすると身につく3つの能力を紹介させていただきました。
- コミュニケーションスキル
⇒旅の中で携帯に頼らずフラットな姿勢で、たくさんの人と話すとコミュニケーションスキルが身につきます。 - 環境適応能力
⇒旅の中では、数々の予想外のことが発生し、自然とその環境に適応する能力が身につきます。 - ストレス耐性
⇒過酷な環境を何度も経験できるので、実践を通して身につけれます。
いかがでしたでしょうか?
自転車で日本一周する気のある人もない人も、記事を読んで何か発見があったら嬉しい限りです。
次回も自転車で日本一周シリーズで、「自転車で日本一周したときの一日の生活」について書こうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。